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『ついに日本上陸!リブレ2を使用してみました✨』

みなさん、こんにちは。

糖尿病を治療する上で重要な数値をご存じでしょうか?

そうです…血糖値です💉

その血糖値を自分で測ることができる機械は多様に存在しています。

以前より、指先に小さい針を刺して採取した血液をセンサーで読み取り測定する機器が広く使われておりましたが、測定したタイミングのみの血糖値しかわからないこと、何度も針を刺すことの苦痛や準備の手間が欠点でした。 

そこで、この欠点を減らした機器であるリブレが登場します。リブレは腕に一度機械を付けたら24時間持続かつ14日間連続で血糖測定ができる画期的な機械です。

そのリブレの中でも日本で最近流通をし始めたものが今回ご紹介する「リブレ2」です。

従来のリブレは測定のために機器を持ち歩き、かつ定期的にスキャンする必要がありましたが、リブレ2は測定をbluetooth経由で自動的にスマートフォンが行うため、スキャン操作自体が不要となります!(一定条件下、一部機器除く)

前置きが長くなりましたが、早速「リブレ2」の実体験に基づいて使用感や食事による数値の動きなどをお伝えします!

👆円形のセンサーを腕に装着して使用します


◆リブレの使用感について

装着時:痛みは特にないです。装着時の音で不安に思う方はいるかもしれません。


使用感:入浴や軽い運動で外れることはなかったです。基本的に装着していることを忘れるほど何も感じませんが、位置が悪いのか起床時にやや痛みを感じることが2回くらいありました。


装着直後の血糖値:2日間程度は血糖にムラが出やすい印象でした。


取り外し:粘着力が強いため、濡らしながらゆっくり剥がさないと皮膚の負担がやや大きいように感じました。皮膚が弱い方はかぶれやすいかもしれません…。


気になったところ:着替えなどで何度か引っかかると粘着部がはがれそうになってしまうため、数日に1回など目視で確認すると安全かと思います。


◆食事や運動時の数値の動き

<通常の食事時>
・主食130~150g程度、主菜・副菜ありのお弁当の日です。副菜は先に食べました。
 食後60~90分は起きたまま過ごし、その後15~20分程度寝て過ごしました。
 血糖の下がり方も自然で、2時間後には100前後になっていました。



<通常の食事→すぐ昼寝>
・主食130~150g程度、主菜・副菜ありのお弁当の日です。副菜は先に食べました。
 食後30分以内に眠くなってそのまま60分以上寝ました。すぐに寝て体がおやすみモードに入っていたせいか血糖のピークの時間が2時間近く続きました。
 起床後活動し始めてすぐ血糖は100くらいまでスムーズに下がった印象です。


<外食時>
・焼き肉に行った時は脂身の多い肉類、白米200g程度食べました。サラダなどの野菜類は食べませんでした。
・肉類を先に食べ、途中から白米を食べましたがゆっくりよく噛んだことや脂質が血糖の急上昇をある程度抑えてくれたかもしれません。血糖値が下がるまでに時間がかかる印象でした。ピークは180くらいでした。


<食べ歩き時>
・野菜まん、ピザ半分、クァベギ(揚げパン)、クロッフル:糖質 合計約75~80g
・歩数 7000歩
・たくさん歩きましたが炭水化物中心でだらだら食べだったせいか、ピークはかなり高くなくても高めの血糖が長い時間継続したような印象でした。


今回はここまでになります✨このように食事内容や運動による血糖値の動きが、途切れなく可視化できるのは治療する上で大変役立ちます。

次回は、体調不良時や飲酒時の数値の動きについてお伝えしていきますので、お待ちいただけると幸いです。

小川糖尿病内科クリニック 管理栄養士

参考元:
https://www.myfreestyle.jp/hcp/products/freestyle-libre2/overview.html

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