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『風邪を引いたら何を食べる??🍚』

こんにちは。 寒さがぐっと冷え込むようになりいよいよ冬の到来を身に染みて感じています。 そんな中、当院では風邪を引いた患者さんが多くなってきました。 今回は、風邪を引いた時におすすめな食事や工夫、避けたい食品について管理栄養士視点でお伝えしたいと思います✨ ◆風邪の引き始めの食事◆ 風邪の引き始めは消化機能が低下しているので、消化の良い食べ物を選ぶのがポイントです。例えば、野菜とたんぱく質が入った汁物、ささみなど入ったおかゆ、卵うどん等など、消化が良く温かいものがおすすめですね☺ <しょうがと鶏肉のにゅうめん> 材料(1人前) 鶏もも肉(一口大にカット)・・100g そうめん・・・・・・・1束 ★ショウガチューブ・・・5cm ★本つゆ(4倍濃縮)・・・50ml ★水・・・・・・・・・・300ml ①鶏もも肉を焼き、★を混ぜて温めたスープに入れる ②ゆでたそうめんを①の中にいれたら完成! ☝ポイント☝ 薬味の生姜が効いて体が温まり、鶏肉を入れることでたんぱく質が摂れます。また、鶏肉の脂によってつゆにコクがでます。にゅうめんをうどんに変えるのも良いですね! <けんちん汁> 材料(2人前) 豚汁用水煮野菜・・・1パック 豆腐(一口大にカット)・・・50g ★本つゆ(4倍濃縮)・・・80ml ★水・・・・・・・・・・600ml ①★を混ぜて温める ②汁気を切った野菜と豆腐を入れて温めたら完成! ☝ポイント☝ 冬に美味しくなる根菜をたっぷり食べられます。豆腐を入れることでたんぱく質が摂れます。 ◆熱が高い時◆ 高熱時はエネルギー消耗が激しいので脱水がおこらないように水分補給を意識しましょう。 ゼリー、ヨーグルト、消化の良いお粥やうどん、味噌汁、お茶、糖分の少なめの経口補水液など。 ・りんごのコンポート ・バナナヨーグルトきなこかけ ・OS-1 経口補水液 ◆風邪の治りかけ◆ 治りかけの時期も体力を消耗していることが多いのです。回復のために消化の良いたんぱく質や野菜・根菜類からビタミン、ミネラルを意識的に補いましょう。 ・卵がゆ ・しらすの卵雑炊 ・湯豆腐 ・豆腐のみぞれ煮 ・鶏団子と白菜、春菊の煮物 ◆体調が悪くて、作るのが難しい時◆ レトルト食品や冷凍食品を活用しましょう! OK:おかゆや雑炊、さっぱりとした温かい汁   ※しらすや卵をプラスするとタンパク質が取れます。  

『11/24は何の日?まごわやさしいって?』

こんにちは。 突然ですが、11/24は何の日かご存じでしょうか? 進化の日、鰹節の日、冬にんじんの日(私は全部初めて知りました)などもありますが、 実は、 日本食(11…良い、24…日本食)の日 だともいわれています✨ 今回は和食の食事バランスを示す合言葉「まごわやさしい」と和食の基本についてお話をしていきます! ◆和食の基本◆ 和食を表すときに一汁三菜という言葉をもって説明することがあります。 一汁三菜・・・ごはん+主菜1品+副菜2品+汁物 この食べ合わせが和食の基本の考え方になります。 ◆主菜と副菜について◆ ・主菜 … たんぱく質の摂取につながります。肉類・魚・卵・大豆・乳製品など。 ・副菜 … 食物繊維、ビタミンやミネラルの摂取につながります。       野菜(緑黄色野菜・淡色野菜)やイモ類、キノコ類、海藻類など。 おかずが揃うことで様々な食品を使うことができ、バランスが改善されやすくなります。 丼物や麺類などの単品食の時も副菜や汁物を追加するようにしましょう! ◆「まごわやさしい」◆ さて、和食の合言葉で「まごわやさしい」というものがあります。 これは、取り入れることで健康的な食生活を送ることができる、 和食には欠かせない身近な 食材の頭文字をとって構成されています。 それぞれの材料を一度確認して和食の基本を学んでみましょう! 皆さんも「まごわやさしい」を意識して、11/24は日本食を楽しむ1日にしてみてはいかがでしょうか? 小川糖尿病内科クリニック 管理栄養士一同 参考元: https://katsushika.jrc.or.jp/info/10_60ae4ef010130/ https://www.kurashiru.com/articles/3801a8d3-67ae-4d46-819b-70c81827b0f8

『秋バテになっていませんか?おすすめ献立付き🐟』

皆さん、こんにちは。 突然ですが、「秋バテ」をご存知でしょうか? 秋バテとは・・・ 涼しくなってきて起こる身体の不調や食欲不振、気分の落ち込みのことを指します。 原因としては、エアコンの使い過ぎ、冷たいものの摂りすぎ、寒暖差や気圧の変化による自律神経の乱れなどが考えられます。 今回は、秋バテの注意点と普段の食事の栄養バランスのお話です✨ ◆秋バテの注意点◆ 秋バテが長続きして「なんとなく不調だな~」という時間が続くと、 ・やる気の低下 ・仕事のパフォーマンスの低下 ・引きこもり傾向 ・免疫力低下 ・季節性の風邪にかかりやすくなる という危険性があります。 ◆秋バテ予防の食事とは◆ 体調の不安定な状態は、栄養バランスが偏りがちです。 そこで、意識してとりたい栄養素がタンパク質、鉄分、 ビタミンB群です! ◆タンパク質◆ この栄養素は聞きなじみがあるのではないでしょうか? タンパク質とは、筋肉・骨・臓器・髪・血液・リンパ液を構成する栄養素で、 摂取すると代謝促進、疲労回復につながります。 豊富に含まれる食材: マグロ、カツオ、鮭、鯖、卵、鶏むね肉、大豆製品 ◆鉄分◆ こちらの栄養素も聞いたことがあると思います。 体中に酸素を運ぶための赤血球、 肌や髪にとって大切なコラーゲンを作る栄養素です。 摂取すると体の疲労回復につながります。 豊富に含まれる食材: イワシ、マグロ、カツオ、ヒレ肉、ランプ肉、モモ肉 ◆ビタミンB群◆ 普段この栄養素の名前は聞かないのではないでしょうか? 「群」とついている通り、いろいろな種類のビタミンBがあります。 ビタミンB1・・・糖質をエネルギーに変える!運動後の疲労UP 豊富に含まれる食材: 豚肉、玄米 ビタミンB6・・・免疫力UP、ストレス軽減 豊富に含まれる食材: カツオ、マグロ、バナナ ビタミンB12・・・血を作る、倦怠感・眼精疲労・肩こりの回復、神経痛の改善 豊富に含まれる食材: しじみ、あさり、いわし ◆疲労回復!オススメ献立😄◆ 玄米、 カツオのたたき、ほうれん草の海苔和え(ほうれん草のおひたしに海苔を乗せるだけ!)、 しじみの味噌汁 寒暖差が激しい毎日で体が疲れている方もいるのではないでしょうか? そんなときはオススメの食材からご飯のメニューを考えてみてはいかがでしょうか ✨ 管理栄養士一同

『さっぱり簡単 秋の果物レシピ🍎』

こんにちは。 最近は一段と寒くなって、外に出るのがつらい時期になりましたね。 でも、秋はおいしいものがたくさん出る季節でもあります✨ 今回はついつい食べ過ぎてしまう果物について、栄養成分や適量、食べるタイミング、簡単アレンジレシピなどをお話しします! ◆果物の栄養 ◆ まず果物は、ビタミン・ミネラル・抗酸化作用のあるポリフェノール・食物繊維などが豊富です。そのため、適量の果物を食べることで、心疾患や脳血管疾患などの予防効果があることが分かっています。 ただし、果糖という糖分も多く含むため、食べすぎれば血糖値が上がったり、脂肪が増加する可能性があります。 ◆果物の適量 ◆ 対象:糖尿病の疾患がある方 摂取目安:1日あたり80kcal(糖尿病交換表の1単位) みかん … 2個、 桃 … 1個 、柿 … 半分~1個くらい、 リンゴ/梨…半分 おおよそ片手に乗る分くらいを目安にしてみてください🍎 ◆加工された果物は注意!◆ ・缶詰フルーツ  シロップ漬けになっているため糖分が多く、生のフルーツより血糖値が急上昇 ・ジュース、スムージー  液状のため吸収が早く血糖値の急上昇 加工された果物はとても便利ですが、出来るだけ生の果物をよく噛んで食べましょう! よく噛むことで満腹感も得られます。 ◆果物を摂るタイミング ◆ 朝食または昼食後のデザート として食べるのが理想的です。 日中に食べるなら、そのあと歩きに行くなど積極的にからだを動かしてみましょう。また、夕食後に食べるなら、その分のエネルギーも含めて食事の内容を考えましょう。 ◆アレンジレシピ ◆ 【水菜とりんごのさっぱりサラダ】   リンゴが半分余ってしまったときなどいかがでしょうか?☺ 材料( 2人前 ) ・水菜・・・70g ・りんご・・・¼個       ★ドレッシング ・オリーブオイル・・・大さじ1 ・酢・・・大さじ1 ・はちみつ又はゼロカロリーシュガー・・・小さじ1 ・塩・・・小さじ1/4 ・黒コショウ・・・少々 1.水菜は根元を切り落とし食べやすい長さに切ります。 2.リンゴはよく洗い、芯を取り除いて千切りにします。 ( 皮つきだと色鮮やかな仕上がりですが皮をむいて もいいです。) 3.ドレッシングの材料は大きめのボウルに入れて混ぜ ます。 4 .食べる直前にドレッシングと和えたら出来上がり。 食欲の秋が来ました

『災害時のために備えるごはんって?』

こんにちは! 皆さんは、災害時のための食べ物の備蓄は準備されてますでしょうか? 3日分~1週間分の食料を常においている方もみえると思いますが、 全く準備をしていないという方もいらっしゃるのでしょうか? いつ災害にあうかわからない現代ですので、これを機に準備してみてはいかかでしょうか✨ 今回は、災害時の備蓄食料品の選定についてアドバイスします! ◆災害時の極意◆ ・3日~7日分常に備蓄食料、飲料を準備しておく ・1日3回の食事をきちんととる ・よく噛んで食べる ・栄養バランスのよい食事を心がける ・食塩、アルコールを控える ・ストレスを溜めない ・肥満に気を付ける ◆基本的な備蓄◆ ・1人1日 3L程度 人数分用意(3~7日分) ・主食になるもの(米、麦飯、雑穀米、麺類等) ・レトルト食品 ・カセットコンロ・カセットボンベ12本程度 ・玉ねぎ、ジャガイモなど日持ちする野菜、 干し野菜 ・のり・乾燥わかめなどの乾物 ・調味料(塩、砂糖、しょうゆなど) ◆代謝性疾患(糖尿病、脂質異常症、高尿酸血症)の方の備え◆ ①食物繊維は野菜(干し野菜) ②麦飯、雑穀米 ◆高血圧◆ ①減塩の食品、調味料 ②干し野菜、果物、お茶、コーヒー ◆腎臓病◆(2週間分ほど用意しておくとなお良いです) ①低たんぱく、低カリウムの加工食品や特殊食品 ②減塩調味料 ③MCT入りマクトンビスケットやゼリー、濃厚流動食(腎臓病用)、果物の缶詰(食べるときは汁を残す) ◆慢性疾患の方の備蓄食料の注意点◆ ①普段から食事コントロールできるスキルを身につける  個々で異なりますので、管理栄養士に相談してみてください ②自らの状態を把握する  血圧、血糖値の値や薬の名前、用量・用法を把握しておきましょう  異常があった場合に早期に相談できるようにしておくことが大切です ③食べ方を工夫する  缶詰、レトルト食品、インスタント食品を食べる場合は、ソースや汁をできるだけ残しましょう。  できるだけ、食物繊維があるものを積極的にとり、肉より魚を意識してたべましょう ④血圧が高めの方の場合、ストレスをへらしましょう  睡眠、水分をしっかりとり、かるい運動をしてリラックスを心がけましょう ⑤血糖値が高めの方の場合、低血糖に気をつけて  糖分が含まれている飲み物は避け、お茶や水で水分をとりましょう。  薬を服用している場合は、

『栄養成分表示を見てみよう!』

こんにちは。 突然ですが、皆さんは スーパーやコンビニなどで食材を買うとき、栄養表示を目にしたことはありますか? 見ているけれど、見方がよく分からないという方や、炭水化物の中に糖質と糖類と食物繊維があるけど何が違うの?という方もいるのではないでしょうか。 今回は、ずばり『栄養成分表ってどうやって見るの?』という疑問にお答えします! ◆ 栄養成分表示とは?◆ 栄養成分表示=食品に含まれる栄養成分に関する情報 これは、消費者に適切な食生活を実践してもらうために表示されています。 ◆表示の順番◆ 消費者庁が表示の順番を決めており、以下の順で表示されています。 ①熱量(エネルギー) ②たんぱく質 ③脂質 ④炭水化物 ⑤ナトリウム(=食塩相当量) ◆炭水化物の内訳表示◆ 栄養成分表には炭水化物の内訳が書かれている場合もあります。 このように詳細が記載されているのを見たことがある方もいるのではないでしょうか?   炭水化物    ○g = 総称    ー糖質    ○g =  でんぷん・糖アルコール・オリゴ糖など     ー糖類   ○g =  砂糖・ブドウ糖など    -食物繊維  ○g = 糖質量から除く 炭水化物ー食物繊維=糖質量と考えます。 食物繊維が多い食品は、低糖質になりますね✨ ◆糖質量の具体例◆ ① ローソン シーチキンおにぎり 栄養成分表 炭水化物37g=ちょうどご飯100g =お茶碗軽めの1膳です。 コンビニのおにぎりは塩分も1.31gと意外に多いですね💦 ②アクエリアス 500ml こちらは100mlあたり炭水化物4.7gと表記されていますね。 内容量は500mlなので、炭水化物は500ml×4.7=23.5gです。 飲料の炭水化物はほぼ果糖ブドウ糖液糖(血糖値を上げやすい)なので、飲みすぎには 注意してください💦 清涼飲料水での水分と塩分補給の代替品としてよく診察でお伝えしているのは、水分補給は水かお茶でしていただき、梅干し1個もしくは、お味噌汁1杯で塩分を取るという方法です! 日頃よく買う商品など、ときどき炭水化物や脂質、塩分量をチェックしてみましょう✨ 間食がどうしても欲しい場合は、糖質少な目(1日1回で10g以下)を基準に選んでみてください。  栄養成分表示を見る習慣があると減量や減塩につながりやすくなりますので、ぜひ活用してみてくださいね!

『外食の賢い選び方知ってますか?』

皆さん、こんにちは。 ご飯を作るのがつかれた時、自分へのご褒美、家族のお祝い事、年末年始など外食をされる方は多いと思います。 今回は、そんな外食の時に何を食べることを意識すればよいのかをアドバイスします! ポイントは、 ・・・『外食の特徴を知り、うまく利用する』ことです✨ ◆外食選びの極意 ① 時間がなく簡単に済ませたい場合 ポイント:単品料理が多くなりやすいので、 意識して 定食に しましょう ②出先で外食する場合 ポイント:ファストフード店、食堂やレストラン、居酒屋などの利用が多くなりやすいので、 過食、偏った食事に注意する、食べる時間を考慮してボリュームを決めましょう! ③コンビニ(中食)で済ませる場合 ポイント:単品料理が多くなりやすいので、 不足しがちなものを追加し、量が多いものは残しましょう! ◆ポイントを詳しく説明 ①単品料理から定食スタイルへ カレ-ライス、ラ-メン、グラタン、チャ-ハンなどの単品料理は脂質量が多く、たんぱく質やビタミン、ミネラルなどが不足しています。 魚や肉、卵、野菜・海藻などを使用した料理がそろった定食を選ぶようにしましょう。 めん類を食べるときは、五目そば、おかめそば、鍋焼きうどんなどの五目的な料理がおすすめです! 特にめん類は5~6gの食塩が含まれていることが多いので、 汁は全部飲まないで半分以上残すように しましょう。 ②主食の重ね食いを控え、多い場合は残す勇気を! うどん+おにぎり、ラーメン+炒飯、お好み焼き+焼きそばなど主食を組み合わせるのは避けましょう。 糖質・エネルギーの過剰摂取となります。カツ丼や親子丼などの丼もの、麺類の大盛り、おかわりは控えましょう。 お弁当では、幕の内弁当、松花堂弁当などが栄養のバランスが良いですが、 ご飯が多い場合は、少し残すことも考えましょう 。 ③ファストフードや揚げ物に注意 なるべく選ばないか食べる機会を減らしましょう。主菜は、同じ食材であっても、調理法によってエネルギー量や脂質量が変化します。 揚げ物は衣を取るのも効果的 です。 ④野菜の多いメニューを選ぶ できるだけ野菜の入っているメニューを選ぶようにしましょう。 きのこや海藻類、こんにゃくなどもおすすめ です。    ⑤不足を補う 単品料理で不足しがちなビタミン、ミネラルなどをほかの料理と組み合わせて補います。 例:パスタorサン